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2010年08月31日

“リンパセラピー”を通して顧客満足度NO.1のサロンを目指す

前川あゆの輝く女性インタビュー

住宅地のなかにひっそりと佇む【オードリー】。
リンパセラピーのサロンとして女性から絶大な支持を得ている。
オーナー•西内八重子さんの強い想いが、お客さまを引きつけるのだろう。

“リンパセラピー”を通して顧客満足度NO.1のサロンを目指す

face01どのような経緯でこの世界に入られたのですか?

 嫁いだ先が銭湯を営んでおり、4人の子育て真っ最中の専業主婦でした。あるとき、「何か仕事がしたいな」と漠然と思ったんです。自分にできることで何か人様の役に立てるようなこと・・・
そう思っていたとき、‘‘超音波美容‘‘に出会い、技術を習って資格を取得し、銭湯の一角にフェイシャルマッサージのためのスペースを設けてスタートしました。最初の半年は誰も来ませんでしたけどね(笑)。


face01集客はどうしていたのですか?

 初めてのことで何をしたらいいのかわからず、結局宣伝は何もしなかったんです(笑)。できる場所でできることを、と思ってはじめていたので、待っていれば銭湯に来ているお客さんが「ついでにちょっと…」という感じで来てくれると思っていたんです。一応、POPぐらいは作っていましたが…まったく反応はありませんでしたね。いつまで経ってもお客さんがこないと、そこに立っていることが恥ずかしくなってきて…2階にあった自宅に上がってたんです。そしたら、主人に言われました。「お客さんはあのPOPを見てくれている。それなのに、そこに誰もいなかったら聞きたくても聞けない」と。私は逆だと思ってたんです。私がいるから聞けないんだ、って。主人のこの言葉で堂々と座っていられるようになりましたね。
 その後、このままだとお客さんは来ないなと思い、自分でチラシを作って印刷し、駅で配ったり、住宅へのポスティングをしたりしました。すると、徐々にお客さまが増えてきたんです。結果的に、銭湯に来てくれている方ではなく、チラシによって訪れてくれる外部のお客さまがほとんどでしたね。そのときに、自分が思っているニーズと、お客さまが思うニーズが違うんだ、ということを学びましたね。


face01リンパマッサージとの出合いは?

 チラシの配布等によりお客さまが増えていくと、フェイシャルだけではなく全身もできたら…と思うようになっていきました。とはいえ、超音波美容の機械だとボディをするのは難しい。そんなとき、当時はまだまだ珍しかったアロマオイルと出合ったんです。もともと雑誌を見て気にはなっていたんですね。それで、アロマオイルを使ってマッサージをしているサロンの存在を知り、滅多に人のサロンに足を運ばないにもかかわらず、施術を受けに行ったんです。好きな香りを選ぶと、シャワールームにも、施術用のお部屋にも、その香りをスプレーで吹いてくれてました。そんな空間のなかで、ベッドに片足をかけた瞬間に「脳が気持ちいい!」と感じたんです。体のレベルを超えたその感覚に驚くと同時に、またすぐに講習を受けにいきました(笑)。3日間の講習の最後にテストをするんですが…まったくぼろぼろでしたね(笑)。でも、ポール•シェリーの技術を学び、いざ銭湯でも実践しよう!と思ったら…「匂いがこもるからだめ」と。自分のなかには、ひとつひとつのオイルは高価なものだけれど、これはやる価値がある、と感じてたんです。


face01銭湯の一角からどのようにサロン展開に至ったのですか?

 とある理由から銭湯の建て替えを考えはじめた私は、みんなに内緒で税務署は工務店に足しげく通って情報収集していたんです(笑)。建て替えるならマンションにして、1階を自分のお店にしよう、と勝手に考えてました(笑)。もしもまた銭湯をするのなら、3億かかる、と言われていたんですね。主人と話して「果たして元が取れるだろうか?」 と。どう考えても無理だろう、と。でも、マンションを建てたら、家賃収入もある。ただ、義母は反対していましたね。でもあるとき、その義母から「あなたのお客さんは帰るときに、いつも番台に座っている私に『ありがとうございました』と笑顔で挨拶してくれる。あれはなぜ?」と聞かれました。それで実際に、義母に施術をしてあげると…「1週間気持ちよかった」と言ってくれたんです。ほんとうれしかったですよ。それによって、反対していた義母も納得してくれたようでしたね。結局、銭湯では5年間施術を行い、建て替えを機に銭湯は廃業。マンションの1階部分に、現サロンの前身となるサロンを開いたんです。

 
face01後進の育成はされているのですか?

 そうですね。私自身、ポールシェリーの技術にオリジナルの理論を加え、知識も技術もどんどん高めてきました。だからこそ、自分自身の技術が他にはないものだという自負もあります。それを、ここだけに留めておくのはもったいないな、と。もっとたくさんの人に健康になってもらいたい。もっとたくさんの人たちに喜んでもらいたい。そういった想いから、今はスタッフに徹底的に指導しているんですが、本当に一生懸命吸収しようとしてくれて、わからないことがあるとすぐに聞いてきてくれる。その姿勢がうれしいですね。できれば、もっともっと多くの人にこの技術を伝授していくことで、私が積み重ねてきたのと同じ施術ができる人材を増やしていきたいと思っています。

“リンパセラピー”を通して顧客満足度NO.1のサロンを目指す
 
face01現在に至るまでに紆余曲折があったそうですが…?

 昨年は色々とありましたね。実家で母のマッサージをしてたときに腹部に腫れを感じ、すぐに病院へ連れて行ったら即入院と余命宣告。それから3ヶ月後に亡くなりました。それからわずか3ヶ月後に、父も他界してしまったんです。さらにときを同じくして、スタッフの一人に任せていたお店の売り上げがどんどんどんどん落ち込んでいってて…このまま続けていても無理だな、と思ってお店をたたむことにしたんです。そのスタッフにもお願いして辞めてもらいました。当時はもう1店舗あったので、今後はすべて私が責任を持って施術をします、とお客さま全員にお手紙を書いたんです。一人での再スタートした際に、「1ヶ月で100人の施術をしよう」と思い、2ヶ月後には実際にそれを達成しました。そしてそのころ、スタッフの一人が「もう1回、先生の下でやりたい」と戻ってきてくれたんです。少し迷いはありましたが、その熱意と自分を想ってくれる気持ちに打たれて、再び働いてもらうことに。その彼女に今施術を教えてるんですが、どんどん成長してくれていますよ。
 私自身、雇ったことはもちろん、雇われたこともなく生きてきたんで、人を育てることが下手だったんだな、って今はそう感じています。

“リンパセラピー”を通して顧客満足度NO.1のサロンを目指す

face01“リンパセラピー”を通して伝えていきたいこととは?

 お客さまをきれいにしてさしあげるのは当たり前のことだと思うんですね。でもそれだけではなく、健康で元気な人を増やしていきたい。そういう想いを込めて、医療と整体の間の位置づけとして“リンパセラピー”という名前にしています。乳がんを患われた方、更年期の方、など身体の不調を訴える方々が元気になれるような、またそうして健康で元気な方を増やしていけるような、そういう場所でありたいと思っています。そして、この茨木で“顧客満足度NO.1”のサロンとなれるよう努めていきたいですね。
 あるお客さまから「天職ね」と言われたことがあります。他のお客さまからは「天職ってなかなか見つかるものじゃない」と。だとしたら、せっかく与えられたものは活かしていきたいな、とそう思うんです。



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Posted by 前川あゆ 関西のセミナー女王  at 18:38 │Comments(0)前川あゆの輝く女性インタビュー

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